『では、続いて決算月を決めていくことを検討しましょう!』
『ふぅ~、もう考えたくないです・・・。』
『これこれ(笑)』
決算月って何?
会社を設立する時には、決算月を決めなくてはいけません。
『決算月って何だ!?』
決算月とは、会社の事業年度の終了する最後の月のことを言います。
この月で締めて、2ヵ月後に申告・納税となります。
『決算月っていつでもいいんですか~?』
答えはイエス!
そう、決算月はこの日じゃないとダメってことはないんです。
でも、『なんとなく~』で決めているところが意外と多いんですよねぇ・・・。
でも。
いつでもいいからと言って、適当に決めてしまってはマズイッ!
せっかく自分達で決められんだから、ちゃんと考えて決めましょう。
決算月はいつが最適?
『じゃあ、いつだったらいいんですか?』
決算月の一番最適な月はいつか?
それは、事業の売上の一番大きい月の前月です。
『はぁ?何で?』
ピンとこないかもしれないですよね~。
まっ、考えて見てください。
売上が一番大きい月を事業年度の開始月にした場合。
その儲かった部分に対して、残りの11ヶ月で節税対策を取ることができるなぁ~って思いません?
でも、もしこれが、一番最後の月にドカーンと儲かってしまったら・・・・。
残りの期間がないから、対策が取れない・・・・
すなわち泣く泣く高い税金を払わなくちゃならないんだな~。
と、こう書いてくると、なんとな~く決算月って重要かも!?って思ってくるでしょう。
まだまだ、決算月のポイントがあるんですよぉ。
決算月を決めるポイント
- 仕事の忙しくない時
というのも、決算月のあと2ヶ月間は棚卸をしたり、決算の検討をしたりとかで、とにかく忙しくなるんですよね。
その時に本業の忙しい時期と重なってしまったら、おざなりになってしまう・・・。
また、個人的に忙しい時期も避けた方が無難と言えるでしょう。 - 棚卸の少ない時期
在庫商品など大量に持っている会社なんかは、よ~く検討する必要がありますよ。 - 資金繰りの良い時
例えば、賞与の支払い時期は通常の月よりもお金がたくさんいるから、そんな時に税金なんかの払いが重なったら大変だもんね。
そういった、支払い時期の重なる時は避けた方がいいってことだよ。 - 事業の特性に応じて決める
- 個人資産の多い方は、資産の把握がしやすい個人の決算月と同じにする
- 消費税の免税期間を考えて決める
なんてことも考えられます。
よく検討して決めていきましょう!