店舗内装の見た目だけの事ならどの業者でもできるでしょう。
しかし、後で後悔しないためにも、内装業者をしっかりと選ぶ必要があります。
美容室・サロンは機器・収納・設備が特殊
美容室サロンは瞬時にたくさんの水道・ガス・電気を使用することがある為、それに耐えうる設備にしなければなりません。
ヘアサロンであれば遠赤器やドライヤーなど熱を持った商品を多く使用するため空調設備にも気をつかいます。
設備だけでなく、作業動線や什器、収納、設備に関しても特殊性があり、必要な専門知識も多岐にわたります。
よって、美容・サロンの経験豊富な内装業者をパートナーとして選ぶことが重要です。
美容院・サロンの内装業者を選ぶ3つのポイント
◆美容院・サロン専門の業者を選びましょう
美容院・サロンを手がけた経験のない業者では、デザインがたとえ良くても、サロンとしての機能性に問題が出てくることが多々あります。
お客様の居心地のよさを保ちつつ、スタッフの動線もしっかりと考えたデザインを考えるには知識と経験が必要になってきます。
◆デザイン・施工まで一括して任せられる業者を選びましょう
デザインと施工を依頼する業者を分けると、それぞれに費用がかかり高くつくことが多いです。
サロン店舗はデザインが良ければよいというものではありません。
施工しやすく、機能性を兼ねた仕上がりになるよう、設計・施工・施工管理を一貫して行っている内装業者に依頼するとよいでしょう。
◆良心的な業者を選びましょう
値段が安い業者が良い業者ではありません。
安かろう、悪かろうでは元も子もありませんよね。
悪徳業者・悪質な業者を見分ける目を持ち、そのような業者は避けましょう。
以下は実際にあった例です。
これらに1つでも当てはまる業者は避けた方がよいでしょう。
実際にあった!! こんな困った内装業者!!
1.要望を聞き入れようとしない業者
「サロンに対する思いやコンセプトなど、要望を聞き入れてくれず、デザイナーの意見を押し付けられた。」
「機能性を重視したかったのに、必要のないものまで勝手に付いてきて、予算も大幅に超えてしまった。」
2.見積書の説明をしない業者
「どの部分にどれだけの金額がかかっているのか、全く説明がなかった。」
「『○○は追加です』
『これは基本仕様ではなくオプションです』
と言って、後から追加料金を請求された。」
3.極端な値引きをする業者
ちょっと予算が足らないことを伝えたら、なんと半額になった!
喜んだのもつかの間、出来上がったら、あちこち手抜きが見られた・・・
4.契約書をかわさない業者
実際に工事に入るときに契約書がなかった。
そんなものかと思っていたら、後から最初の見積書よりはるかに越えた金額の請求書が来てしまった。
5.平面図や展開図の説明をしない業者
「こっちも想像でイメージを膨らませていたけど、出来上がったら全然違っていた。意外に業者に伝わっていなかった事が後から分かった。」
店舗物件は内装業者にも内覧してもらいましょう
電気やガス、水道など、サロンを営業する上で必要不可欠な設備はわかりにくい部分がたくさんあります。
気に入った物件を見つけたら、ぜひ内装業者にも内覧してもらって下さい。
借りる物件の初期状態により数百万円の予算の違いが生じる事もあります。
サロン開業に適しているかどうかをプロの目でチェックしてもらいましょう。
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