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美容室の開業資金調達の成功例

 

成功事例② ~美容室で開業希望~



来られたのは、まだ20代後半の男性
日焼けして髪が金髪に近い色になっていた。

電話で問い合わせてこられたのが1週間前。電話で美容師の人だというのはもちろんわかっていたが、会ってみてビックリ。

これではテレビでよく見る「ホスト」じゃないか~
「電話ではごくごく普通の人やと思ったけど、実際会ってみたらチャラチャラしたやつやな~」と心の中でつぶやく私。

いろいろ聞いてみると、中学卒業で専門学校2年行ってからすぐで17年この仕事やっている、とのこと。

「えっ?17年ですか?お歳は?」
「はい、35歳です」
えっ?年齢より7~8歳は若くみえる。

通帳が「日本政策金融公庫(通称:こっきん)好み」のお金の動きになっているか確認


「ではさっそく通帳から見せていただきましょうか」
なんせ自己資金がきちんと「日本政策金融公庫(通称:こっきん)好み」のお金の動きになってないと話にならないので、たいていお会いしたらほどなく通帳を見せていただくことにしている。

どうせ貯まってないんだろうな~、と思っていたら、コツコツ3年前から貯め始めた形跡のある通帳で、今現在245万円も貯まっている。
このコツコツがはっきり見てとれるのがまさに「こっきん好み」。

おかしい、このホストのような風貌で、コツコツ貯めてるなんておかしい・・・と心の中でつぶやく私。(どんなツブヤキだ)

まあでも、もちろん非常に良いことなので、これはこれでOK。


水道光熱費がきっちり払われているかどうか確認


「では水道光熱費の支払ったという領収書は今日は持って来られましたか?」
これはこっきんの担当者によるが、「きっちりした人かどうか」をみるために、こういったものを持ってきてくれ、っていう人も結構いるので、わたしは必ず見るようにしている。

でも現実はなかなか水道光熱費の領収書などをストックしている人は少ない。ましてやこのホストくん(失礼!)では無理だろう。

しかし・・・
おおっ、水道代、電気代、ガス代、固定電話代、携帯電話代、おまけに家賃まで、すべて証明できるものを持ってきている。

それも、すべてきっちり遅れることなく支払われているのがこれまた見て取れる。
振込みの時にキャッシュディスペンサーから出てくる紙=ミミまで綺麗にそろえているではないか。

こんなきっちり揃えているとは。
一人暮らしでここまできっちりした人はなかなか居ない。

(まあでも、水道光熱費が証明出来なくても事業計画書でカバーは出来るのですが)

わたしが感心していると、
「事業計画書も書いてきたものがあるので見てほしい」とのこと。
「一年前から構想していたのを、昨日1日だけでザッと書いてみましたので」

えっ?
電話で「事前に書く要ないですよ。書き方のサンプルをお渡ししてきっちり説明しますから」と私は言ってたのだが。

「自分でまずは無茶苦茶でもいいから書いた方が良いと思って」
と書いたそう。

なんとまあ、もちろんじっくり見てみる。

う~ん、たしかに文章はおかしいところがいっぱいあるが、事前に用意してくるとは
そのスタンスはすばらしい。

私が自分で過去書いたものをサンプルとしてじっくり解説しながら、
「美容室の場合だったらここをもうちょっとこう変えて」
みたいなことを延々2時間に渡ってご指導した。

特に
・ 他の美容室と違う点、いったい何をもって差別化するのか
・ 売上=集客 をどうやってはかっていくのか

というところが、この人の場合、融資書類を書くにあたって非常に大事であることが途中ではっきりしたので、おのずと私の説明も力が入る。

この方は、美容師という職業柄、文章を書くのが苦手なのは当り前。
でも素直に私の言うことを2時間、途中質問しながらもじっくり聞いていただいて、最後に言われたのが
「まずは自力で書いてみます。それでどうしても自分で書けなかったら、代行ということでこちらにお願いします!」
とのこと。

うん、ホストくんのわりにさわやかな語り口だ。(もういいって)

その後、自力でやられたものを、日数を空けて3度チェック、結局1ヶ月かけて自力で完成された。

融資書類作成で一番大事なことは・・・


ちなみに、私の融資相談を受ける方々に
「融資書類を作っていくのに一番大事なのは何ですか?」
というのはよく聞かれる。

強みをたくさん書くこと?
説得力?
理路整然としていること?

うん、どれも正解だが、わたしが一番大事だと思っているのは
「こっきん好みの文章を書くこと」なのだ。
(こっきん好みって?いやぁ~、これを表現するのは難しいので、一度私どもに問合せしてみてください。)

3回目お会いした際には、ものの見事に文章が「こっきん好み」のものになっていた。

面接でどういうカッコで行ったらいいですか?
その茶髪、いや金髪は黒に染めて、ネクタイまではいいけどジャケットは来ていくべき、あとは・・・

というアドバイスにもきっちりメモをとっている。
ホント素直ですばらしい。

その後も電話でちょくちょく相談を受けて、融資書類をこっきんに提出してから20日くらいたった時だろうか、電話報告を受けた。
「希望額の500万円満額イケました!ありがとうございました!」

おおっ、満額いけたかぁ。よかったぁ~

これだけ苦手意識を持っている文章作りを熱心に自力でやってみる、ってスタンスが明確に見えたらわたしも相当応援したくなります。
この事例は本当にうれしいものになりました。

ということでめでたしめでたし(笑)

 

 

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