宣伝広告は、料理に専念していた方々には、「いったい何をするの?」と言った感じかもしれません。
“美味しい料理を出せば必ずお客は付いてくる!”
と思っている方が多いので、開業当初ほとんど何もしない、という経営者は珍しくありません。
そして、しばらくして
「こんなはずじゃなかった。どうしてお客さんが予定の半分しか入ってこないのだろう。」
となって本気が考え始めます。
ほとんどの方は、宣伝広告費など一切掛けなくても、”口コミ”でいける、と考えておられます。
宣伝広告なんて大手の企業が出している飲食店がすることだ、と思っておられるのです。
その場所に、こんなお店がある事はみんな当然気が付くだろう!と思ってしまいますが、これが意外と気が付いてもらえないんです。
一度お店に来てもらう
とにかく、一度お店に来てもらう。これが大事です。
そして、お客さんに、“こんなお店がここにある”ことを知ってもらう。
気に入ってもらえれば、“口コミ”で広がります。
宣伝広告費にお金を掛けると言っても、大手のようにバンバン宣伝広告にお金を掛けて、料理はいまいち・・・、接客はマニュアル通り・・・といったやり方ではありません。
小さな個人経営のお店ですから、リピートしてもらえるような魅力のあるお店でなければなりません。
その魅力あるお店がここにあるよ、ということを知ってもらうため、口コミの発信元を増やすために少し宣伝をします。
宣伝広告にはどんなものがあるのか?
- 案内状
- 名刺(ショップカード)
- チラシ類
- フリーペーパーへ広告掲載
- 看板
- インターネットでの宣伝
案内状
案内状は友人や親戚、一度しか会ったことのない知り合いにも出すべきです。
名刺(ショップカード)
お客さんの口コミを助けます。
お友達に紹介するときなんかにショップカードがあると説明しやすいですもんね。
パソコンで作れます。かなり経費の削減になります。
チラシ類
ショップカードと同じでもいいと思いますが、もう少したくさんの情報(メニューなど)を載せたものを作って、不動産屋を始め、美容室や雑貨屋さんなどに置かせてもらう、のも手です。
近所の住宅に一軒一軒、配っても回ってもいいくらいです。
もちろんお金を掛ければ、新聞折込やチラシの配布はやってくれますが、小さなお店なので、大規模にやるとお店がパンクしてしまうかもしれません。
フリーペーパーへの広告掲載
フリーなのはもらう側の人の話で、当然広告を掲載するとお金が掛かります。
そのフリーペーパの規模や知名度、広告のサイズなどによって、数万円~十数万円くらい掛かります。
看板
電気で光る看板は嫌な経営者が多いせいか、小さく目立たない看板をつける傾向にありますが、目立つ看板の方が明らかに威力があります。
インターネットでの宣伝
美味しいお店をインターネットで探すのが当たり前のようになっています。
お店を開いたら、まず、ホームページを!という経営者も増えています。
“口コミでいける!”
これらは間違ってはいません。
ただ、少し宣伝広告をすることでよりスムーズにそのことを進められるのだと思います。
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