【1.創業の動機】
公庫や保証協会には備え付けの事業計画書のフォーマットがあります。
そして両方に「創業動機」について書く欄があります。
「創業の動機」を適当に書いてはいけません
事業計画書の最初に記載する項目がこの「開業の動機」です。
適当と言うのは「そこそこキャリヤも積んだし、貯金もそこそこ貯まったからそろそろ独立でもしようと思って」といったものです。
決して悪くは無いのですが、公庫や保証協会相手では不合格です。
前向きな理由で、熱意を伝える
この開業の動機に関しては特にこれと言った決まりはないのですが、事業を始めようと思った経緯や開業の為に努力したことをアピールしていきましょう。
基本的に前向きな理由が必要です。
今の会社で上司と上手くいかなくて、サラリーマンがいやになったなどのネガティブな理由はダメです。
公庫や保証協会が求めている開業動機とは、あなたの「独立したい! 事業を成功させたい!」という強い思いが伝わるものを期待しているのです。
- この事業の目的は何か?
- なぜ独立開業するのか?
- 独立して何がやりたいのか?
- この事業を行うことでどのようなメリットがあるのか?
あなたの熱意を相手に伝えなければなりません。
実績がないのですから、それをカバーするようにしっかりとアピールしましょう。
熱意の表現の仕方については人それぞれの考え方があるとは思いますが、まずはそれを素直に前面に押し出す形で記載するのが良いでしょう。
思わず、担当者が応援してあげたくなるような、熱い思いが伝わるように、びっしりと書き込みましょう。
公金を貸し出しやすい大義名分を!
そして公庫も保証協会も税金で運営されています。つまり公金です。
ですから開業動機にも公のお金を貸し出す事の大義名分があると評価が上がります。
そのポイントとしては、第三者にもきちんと自分の思いが伝わるような文章を組み立てる事です。
「自分が美味しい料理を作りたいから」と言うより「美味しい料理を皆さんに食べてもらいたいから」といった書き方が効果的です。
大袈裟に言えば「自分が事業を起こすことにより、地域住民に喜んでもらえるから」ぐらいの表現でもかまいませんから、公金を貸し出しやすい大義名分を加えましょう。
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