ターゲットとする患者層 >> 男性・女性、スポーツ選手・高齢者など
提供サービス >> 保険診療メインか自由診療メインかなど
開業スタイル >> 自宅開業・テナント開業・出張専門
といったことは当然初期段階で考えなければいけませんが、その前に考えるべきことは、「医療・治療理念、経営理念の確立」です。
特色ある治療院にするため
なぜ自分は開業するのかを自問自答してみてください。
そうすればおのずと答えは出てくるはずです。
それが医療理念であり経営理念なのです。
それに基づいて患者さんへの治療、サービスを構築していくことになります。
その理念がないまま開業すると患者さんの言いなりのイエスマンになってしまい。
自分のやっていきたいことが見えなくなってしまいます。
特色ある治療院にするためにも医療・治療理念を確立することは絶対条件となります。
院の経営をしていくにあたって事業を起こし継続させるための基本となるものです。
自分の院は“個人でやっているから”とか“それほど大きくないから”必要ないということではありません。
ご自分の院を継続させ発展させていきたい、と思わない人はいないと思います。
その医療理念を患者さんにも伝えていく必要があるのです。
なぜ、医療理念が必要なのか?
患者さんは自分の行ったことのある接骨院の情報だけで比較し、“あそこの院はどうだったこうだったので、こうやってくれ” など、先生のやりたいこととは違う要望ばかりになります。
その要望を聞いてしまったばかりに、もう後には引けなくなり自分は何をやりたかったのか分からなくなってしまうのです。
自分が開業を決定したら医療理念、経営理念を決めましょう。
遅くとも開業準備にはいるまでに決めておいて自分で紙に書いておきましょう
【医療理念の例】
- 私たちは患者様に満足だけでなく、患者様の為になる治療を目指します。
- 単に気持ちよいだけでなく、本当の治療効果をあげる為、努力します。
- 常に新たな技術習得に努め、患者様に質の良い医療を提供します。
- 私たちにできうる最高の治療をしていきます。
- 患者様の知る権利を尊重し、出来るだけわかりやすく説明いたします。
- スポーツ外傷を主に治療します。
など
【経営理念の例】
- 柔道整復師の立場で患者さんや地域と積極的に関わり、生活の中での健康づくりと地域医療をお手伝いします。
- 地域の人々のニーズにこたえるため他の医療機関と連携を図ります。
などです
競合整骨院との差別化が必要です
新規開業ラッシュの現在、競合整骨院との競争を生き抜くため、何か一つでも地域ナンバーワンの分野を持てるようにしましょう。
現在、どこに開業しても、近くに競合する整骨院があるのが普通です。
そうしたなか、自分の整骨院の経営を軌道に乗せるためには、他の整骨院といかに差別化するかが重要です。
そのためには、まずは自己分析を行い、自分の整骨院の強みと弱みを把握する必要があります。
この自己分析は客観的に行う必要がありますので、自分の思い込みで行わないよう注意します。
その上で、競合する整骨院の強みと弱みを分析し、対策を考えます。
具体的な分析のポイント
治療の特徴
- 開院時間・休診日
- 患者数
- 料金
- 整骨院の広さや雰囲気
- 院長の年齢
- 開業年数
- スタッフの人数
- その他印象
これらを分析するのですが、大切なのは、自分の強みを伸ばし、その分野での地域ナンバーワンを目指すことです。
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