やるべきことはやった。あとは内装工事業者にお任せ・・・では、後から慌てることになります。
店舗の内装工事、機器・什器・備品類の納入を効率よく進めていくことが重要です。
内装工事中
内装工事が始まったら、できるだけ工事現場をチェックしに行きましょう。
もちろん、現場監督さんがしっかり確認はしているでしょうが、オーナーである、あなたの目から見てどうか、をしっかりチェックすることが重要です。
何か悪さとか、手抜きをするのではないかと疑えというのではありません。
ちょくちょく現場を覗きに行くことで、あなたのお店への思い入れを業者も知り、きちんと仕上げていこうと気合が入ります。
現場では10時頃と3時頃に休憩を取ることが多いですから、その際にちょっとしたオヤツや飲み物を持って行ってみてはいかがでしょう。
気軽に話しかけてコミュニケーションを取るとよいでしょう。
(仕事中は危ないので話しかけてもあまり相手にしてくれないことも多いですよ)
変更の希望は現場監督さんに伝える
また、どうしても内装図での予想と実際の出来上がりではイメージが異なる場合もあります。
そのような場合も、日頃からコミュニケーションを取っていれば伝えやすいですし、早めに内装業者に伝えれば変更をすることも可能だったりします。
特に、コンセント位置などは、全てが仕上がってからでは変更が容易でありません。
思うところがあれば、すぐに内装業者に確認してみましょう。
ただ変更したい部分があっても予算内でできる場合もありますし、新たに金額が発生する場合があります。
実際に工事をしている人ではなく、現場監督さんにきちんと確認した上で変更を依頼しましょう。
工事の人に軽く変更を依頼しただけだと、その後に契約書にない請求書が来てしまう場合もあります。
変更を依頼するには誰に頼めばいいのかを事前に確認しておきましょう。
完成・引渡し
おおよそ、1ヶ月から3ヶ月ほどで内装工事は終了します。
必ず、完成後の内覧チェックをしよう
工事が完成すると、引渡しとなりますが、完成後の内覧チェックをしないまま引渡しをしてしまってはいけません。
打合せ内容、図面等と相違はないか、仕上がりに不備がないかを確認し、納得した上で引渡しを受けましょう。
「引き渡し=工事費用の残代金の決済」です
最終確認の機会を持たせずに、内装工事費用を支払を迫る業者もまれにいるようです。
もし出来上がりを確認する前に引き渡しをしたいと持ちかけられても、そこはきっぱり、どんなに忙しくても仕上がりの確認をしてから引き渡しを終了したい旨を伝えましょう。
内装工事完了後の内覧チェックの際に持っていくもの
- 筆記用具・メモ: 不具合箇所をメモしておきます
- 付箋紙: 不具合箇所に付箋を貼っておきます
- カメラ: 付箋を貼った個所の写真を撮っておきます
口頭で業者に伝えるだけでは、お互い、どういう不具合があったか忘れがちですので、かならずメモを取っておきましょう。
付箋を貼っておけば、実際に工事をする人も確認しやすくなります。
また写真を撮っておくことで、不具合箇所の補修後も比較しやすくなります。
内覧時のチェックポイント
- ドア・窓・戸棚の扉などの開け閉め
- 鍵のかかる個所はスムーズに施錠できるか試してみる
- ドアを開けた際に壁などに当たる個所の確認
- 棚板を支えるダボのチェック
- クロスやフローリング等のつなぎ目に隙間がないか
- 床のきしみはないか
- きちんと水が出るか、大量に水を流しても排水は問題ないか
- 換気扇のチェック
- 電気コンセントの位置・数
実際に引渡しを受けた後、ちょっとした不具合が起こることもあります。
アフターフォローをきちんとしてくれる業者かどうかも内装業者を決める上で重要なポイントです。
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