飲食店に限らずかも知れませんが、独立開業するにあたって掛かるお金の内、わりと大きな割合を占めるのが、店舗物件取得費用です。
店舗物件取得費用とは、簡単に言うと、部屋を借りるときに、”最初に不動産屋に支払うお金”の店舗バージョンです。
たとえば、家賃10万円の店舗物件なら・・・
家賃 | 前家賃といいます。 基本家賃は次の月の分を先に支払います |
10万円 |
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保証金 | 相場は家賃の10ヶ月分です (敷金礼金という形の場合もあり |
100万円 |
不動産仲介手数料 | 家賃の1ヶ月分が相場です | 10万円 |
ここまでの合計 | 120万円 |
ここまでで、120万円。家賃が30万なら360万円です。
【この他にかかる費用】
日割り家賃 | ある月の15日に契約した場合残りの約半月分の家賃を前家賃とは別に支払います。 |
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共益費・管理費 | 基本的には毎月掛かるものなので家賃に含めて考えます。 |
火災保険など | 不動産屋によって、任意のところと、強制のところがあるようです。 (飲食店の場合は入っておいたほうよい) |
造作譲渡費用 | 居ぬき物件の場合、そこの調理器具などを譲り受けるのに掛かる費用のことです。 |
店舗物件取得費用も、どこで独立開業するのか?店舗物件自体の条件、新旧、どのくらいの規模にするのか?などによってぜんぜん変わってくることが分かると思います。
自宅を改装して、という場合は一切掛かりませんし、不動産屋を通さず大家さんから直接借りられれば、仲介手数料は掛かりません。
また、店舗を買う、ということになれば家賃ではなくローンの支払いということになります。
店舗物件取得費用というものがなんとなく分かっていただけたでしょうか?
なんとなくで良いです。
店舗物件取得費用は実際には、気に入った物件によってかなり大きな差が出てきます。
家賃がこの位だと、このくらいは不動産屋に払うんだな~という見当をつけておく位でよいと思います。
とりあえず今の段階では。
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