開業場所の条件を検討する
- 現在住んでいる場所をどうするのか、
- 現状のままか、引越しをしてもいいのか?
- 住まいと自院は一緒にするのか、別々にするのか?
- 別々の場合どのくらいの通勤時間内に設定するのか?
以上の条件プラス
- 自宅もしくは自宅近くに開業する
- 勤務地の近くに開業する
- 地元に帰って開業する
- どこでもいい
さてあなたはどれにあてはまりますか?
自宅近くの場合もしくは自宅兼接骨院の場合
通勤には便利ですが、公私の境があいまいになりやすいが、周辺の地域情報がわかりやすい。
勤務地近くの場合
円満退社することで連携を図り、協力してもらえることと、患者を引き継ぎやすいメリットがあります。
円満退社できてない場合はやめた方がいいでしょう。
無駄な労力が必要になります。
地元に帰っての場合
親の資金協力等のバックアップがあれば心強いし、所有している土地があると、そこに接骨院を建てて開業できる。
地域の人への認知も早い。
どこでもいい場合
必ず協力者を探しましょう。
先輩、勤務先、医療器械販売の営業マンなどに協力を依頼しておきましょう。
どこがいいのか最終的に分からなくなる場合が多いです。
「どこでもいいから良い場所があれば開業したいです」という相談を受けますが、こういう場合は自分で条件設定ができていないため、優良物件を紹介しても他も見てからとか、もっといい場所がないですかなど、最終的に決められないことが多いです。
自分はどの地域で開業したいのか、はっきりと決めることが重要です。
地域を調査・分析する
地域を決めたら、まず対象候補地を中心に半径何㎞かに診療圏を設定して、人口を調べます。
競合する接骨院やクリニックがどこにあるのかも調べ、地図上に書き込んでみます。
これを元に次のような留意点をふまえ診療圏を分析すると良いでしょう。
現在はGoogleのmapで非常に便利に接骨院やクリニックの場所を探すことができます。
↓ ↓ ↓
http://maps.google.co.jp/maps
1. 接骨院がメインに考えている症状と年齢層とのかみ合い
診療圏の人口構成と、接骨院がメインに考えている症状の多い年齢層は、うまくかみあっているか?
かみあっていない場合、いまのままで行くのか、対象を変えていくのか?
診療圏を広げるべくPRするのかなど、検討が必要です。
2. 診療圏である街が、今後どのように変わっていくのか
人口は増加傾向にあるのか減少傾向にあるのか?
また、年齢別の人口構成は、どのように変わっていくのか?
これらは、今後の方向性を考えていく上で無視できないことです。
3. 診療圏内の住民の生活レベル、生活様式
持ち家が多いのか?賃貸が多いのか?
代表的な家族構成はどのようなものか?
これらの事柄によって接骨院に要求される診療のレベル、内容は変わってくるものです。
妥協できる点、できない点、また、いつまでに決めるのかを明確にしておきましょう。
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